【読書術】奥野宣之『読書は1冊のノートにまとめなさい』Nanaブックス

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読書は1冊のノートにまとめなさい

本について

今回ご紹介するのは、友人からもらった本の中の1冊である『読書は1冊のノートにまとめなさい』です。
ノート術について何冊も書かれている奥野宣之さんによるものです。

僕にとって最初の「読書術」に関する本でした。
今までに読んだことのない方は一読されても良いと思います。

Amazonより

何十冊、何百冊読んでも、ほとんど何も覚えていない……。
それは「読んでいないと同じ」です。
そうならないためにも、多読・速読より、一冊ずつきちんと向き合い、
本を頭に落とす読み方が必要です。

本書では、読んだ内容を確実に「財産」にする
「インストール・リーディング」の技術を紹介。
ベストセラーになった『情報は1冊のノートにまとめなさい』の、
“100円ノート整理術”をベースに、
「探す」「買う」「読む」「活用する」をマネジメントして、
本の内容を頭に落とす新しい読書術です。

読書は1冊のノートにまとめなさい

とにかく1冊にまとめる

ノートを使っていくポイントがあります。情報を何でもそこにまとめておく、ということです。
読みたい本の情報も、読んだ本の情報もノートに一元化します。つまり、情報の「収集」も情報の「記録」も、同じノートにまとめるということです。

分類してノートを作ると更新作業が面倒になってしまい長続きしません。
1冊のノートに、時系列だけを守って簡単に書くことで読書ノートを継続することができます。

日付は数字だけで、2014年2月14日なら140214といったように記入します。
タイトルや著者名、出版社くらいは書いておいても良いですね。


無目的な読書は力にならない

目的を「読了する」から「読書ノートを作る」に変えることで、自然と読書のアプローチが変化してくる。「読んだから読書ノートを作る」のではなく、「読書ノートを作るから読む」のです。

無目的な読書は、単調で作業的になり過ぎます。あらかじめ読書ノートを作る前提で本に向き合い、自分の頭で考えながら読むということですね。
これは大学の講義にも言えそうです。ノートを作るために講義を受ける。それもただ受けるのではなく自分の頭で考えながら。僕は教授に対する質問を考えながら講義を受けるようにしています。

「自分にとって」重要な内容をいつでも参照できるシステム

自分にとって不要な情報を思い切って捨ててしまってもいいのです。必要なことだけに着目し、それを自分の体に落とし込むことこそ重要なのです。

  • 「自分にとって」重要な内容
  • そこで発生した「自分の考え」

の二点にフォーカスします。

全てを理解しようとするのではなく、自分が必要だと、重要だと思うポイントのみを拾い読書ノートにまとめましょう。
罫線も無視しますし文字も適当に書くので、ノートはどんどん使うことになります。5冊くらいまでならだいたいどこに何を書いたのか覚えていますが、10冊を超えると探すのに時間がかかってしまいますね。

そんな時にはEvernoteで管理します。と言っても、Evernoteに読書ノートを作るのではなく、どのノートに書いたのかをわかるようにしておきます。検索システムを作っておくのです。
読書ノートというノートを作成し、「【冊数】タイトル/著者/出版社[タグ][タグ][タグ]」というように記入しておきます。
そうしておくことでキーワードで検索した時に、何冊目のノートにまとめてあるのかがすぐわかります。そして参照したくなった時にすぐに探せるようにしておきます。読書ノートは書くだけではなく使わないと意味がないですからね。

抜き書き箇所の再読とアウトプット

再読と言っても、はじめて読んだ時と同じだけ時間をかけて読んでいく人は少ないでしょう。結局、飛ばし読みになります。だったら、何も本に当たり直す必要もない。

読書ノートの読み返し→書籍のチェック箇所の参照→本の再読」と、必要に応じて選択すればいいですね。一字一句間違えずに思い出すことが目的ではなく、本の内容を思い出すことが目的ですしね。

人に話しているうちに、自分が何を考えているのかだんだんわかってくる。このような経験をしたことがある人は多いでしょう。

友人と話している時に何か伝えたいことがあって、でも上手く言えない時でも、話しているうちに頭のなかで整理できて物事の本筋が急にわかることがあります。話す前は支離滅裂でも、だんだんと組み合わさっていく感覚は非常に気持ち良いものですね。

本を読んで読書ノートを書いた後のアウトプット先としてブログはとっつきやすいです。読書ノートを再読しながらブログを書く。そうすることによって整理できた状態で体に落とし込む(=「インストール」する)ことができるということです。

半分読んでノートにまとめることで、その後の理解度が増す

本の最初の半分を一旦、読書ノートに書いて、まとめ作業をしてから残りの半分を読めば、普通に前から読んでいくより、ずっと理解しやすい。
それでも難しければ、章ごと、項目ごとに読書ノートを書いていくなどして、少しずつ外堀を埋めていくわけです。

これは僕にとって目からウロコ。特別なことではなく、やってる人はごく自然としてると思いますが、区切って読むことで理解度は確実に増すはず。それに、途中に読書ノートの作成を挟むことで読書が作業的になるのを防げるのではないでしょうか。


家中に本を積ん読

空間が言葉の感じ方を左右するということもあると思います。

僕は自室で机に向かって本を読むことが多いのですが、他の部屋で本を読むことはほとんどありませんでした。つまり、時間などが違うとは言え、毎回同じ環境。
天気や季節、時間によっても感じ方は違ってくるはずですよね。その時々に、その時の気分に合った本を読むためにも、家中に本を積ん読しておいても良いかもしれません。

積ん読の中には難しい本もあると思います。その本が難しく感じたら、「自分がバージョンアップしたら再挑戦しよう」くらいのスタンスの方が読書を楽しめる気がします。

著者の奥野さんは毎日違うジャンルの本を3冊バッグに入れているそうです。そのうち1冊は、つり革につかまって読めるように文庫か新書。このようにいくつかの選択肢を持っておくことで、いつもとは違った状況にも上手く自分自身を対応させることができそうです。


読書は1冊のノートにまとめなさい

序章 「読みっぱなし」は読んでないのと一緒
第1章 「ノート」で読書をマネジメント
第2章 「探書リスト」で主体的・効率的に本を買う
第3章 「読書ノート」で本と対話する
第4章 ノートを活用して「アウトプット」
第5章 生活を変化させる「応用読書」
第6章 インストール「グッズ」

奥野さんはライティングの技術を高めるための本として、本多勝一さんの日本語の作文技術をオススメされています。
一般向けの文章の書き方はこれを熟読すれば事足りるそうです。


新装版 日本語の作文技術

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